VC 作成(VCスキーマ作成)
VeriCerts Zero で VC(Verifiable Credential)のスキーマを作成する手順を説明します。
概要
VC を発行するには、まず VC の構造(どのようなフィールドを含むか)を定義する必要があります。この定義を「VC スキーマ」と呼びます。例えば、資格証明書 VC であれば「氏名」「資格名」「取得日」などのフィールドを定義します。
API 経由で VC を発行する際は、この VC スキーマの ID を指定して発行リクエストを送信します。
前提条件
- 組織の審査が完了し、ステータスが「Active」であること
- 管理画面にログイン済みであること
- 組織の Owner または編集権限を持つメンバーであること
作成方法
VC スキーマの作成には2つの方法があります:
| 作成方法 | 説明 | 推奨ケース |
|---|---|---|
| テンプレートから作成 | システムが提供するテンプレートを基に作成 | 一般的なVC(証明書、資格証など) |
| 1から作成 | 完全にオリジナルのスキーマを作成 | 独自の要件があるVC |
操作手順
Step 1: VC スキーマ作成画面にアクセス
- 管理画面にログインします
- サイドメニューの「VC管理」をクリックして展開
- 「VCスキーマ作成」をクリック

Step 2: 作成方法を選択
「テンプレートから作成」または「1から作成」を選択します。

テンプレートから作成する場合
システムが提供するテンプレート一覧から、目的に合ったテンプレートを選択します。テンプレートには基本的なフィールドが事前に定義されています。

1から作成する場合
「1から作成」カードをクリックすると、空の状態から VC スキーマを作成できます。
Step 3: 基本情報を入力
VC スキーマの基本情報を入力します。
| 項目 | 説明 | 必須 |
|---|---|---|
| VC 名 | VC の表示名(例:「資格証明書」) | ✓ |
| システム名 | API で使用する内部識別名 | ✓ |
| 説明 | VC の用途や内容の説明 | ✓ |
| アイコン | VC を識別するアイコン | |
| カラー | VC のテーマカラー |

入力完了後、「次へ」ボタンをクリックします。
Step 4: フィールドを設計
VC に含めるフィールドを定義します。
フィールドの追加
「フィールドを追加」ボタンをクリックして、新しいフィールドを追加します。
フィールドの設定項目
| 項目 | 説明 | 必須 |
|---|---|---|
| フィールド名 | フィールドの表示名 | ✓ |
| システム名 | API で使用する内部識別名 | ✓ |
| タイプ | データの種類(テキスト、日付、選択など) | ✓ |
| 必須 | 入力必須かどうか | ✓ |
| 説明 | フィールドの説明文 | |
| プレースホルダー | 入力欄に表示するヒント |
利用可能なフィールドタイプ
| タイプ | 説明 | 用途例 |
|---|---|---|
| テキスト | 単行テキスト入力 | 氏名、タイトル |
| テキストエリア | 複数行テキスト入力 | 説明、備考 |
| 数値 | 数値入力 | 点数、年数 |
| 日付 | 日付選択 | 取得日、有効期限 |
| メール | メールアドレス入力 | 連絡先 |
| URL | URL入力 | 参照リンク |
| 電話番号 | 電話番号入力 | 連絡先 |
| 選択 | 単一選択(ドロップダウン) | カテゴリ、レベル |
| 複数選択 | 複数選択(チェックボックス) | スキル、資格 |
| 真偽値 | はい/いいえの選択 | 確認事項 |

フィールドの並び替え
フィールドはドラッグ&ドロップで並び替えることができます。
入力完了後、「次へ」ボタンをクリックします。
Step 5: プレビューで確認
作成した VC スキーマのプレビューを確認します。
Step 6: 保存オプションを選択
プレビュー確認後、以下のいずれかを選択します:
| オプション | 説明 |
|---|---|
| 下書きを保存 | 下書きステータスで保存(後から編集可能) |
| 保存してステータスを変更 | 保存後、ステータス変更ダイアログを表示 |
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「保存してステータスを変更」をクリックすると、ステータス変更ダイアログが表示されます。変更先のステータスを選択して保存できます。キャンセルした場合は、下書き状態で保存されます。

Note: API 経由で VC を発行するには、最終的に「組織内運用」ステータスに変更する必要があります。下書きのままでは VC を発行できません。
ステータスについて
VC スキーマには以下のステータスがあります:
| ステータス | 説明 |
|---|---|
| 下書き | 編集可能な状態。下書きステータスの VC のみ編集が可能 |
| 組織内運用 | 組織内メンバーおよびエンティティ DID への VC 発行が可能 |
| 申請受付中 | VeriCerts アプリで一般ユーザーからの VC 発行申請を受付 |
| アーカイブ | 利用停止中の VC |
重要: 一度「組織内運用」「申請受付中」「アーカイブ」のステータスにした場合、「下書き」には戻せません(編集不可になります)。
注意事項
- ステータスを変更すると編集できなくなるため、フィールド設計は慎重に行ってください
- 「申請受付中」にすると、組織情報・VC 情報が VeriCerts アプリ上で公開されます
- API 経由でのみ発行する場合は「組織内運用」ステータスをご利用ください
次のステップ
VC スキーマの作成が完了したら、以下の操作に進んでください:
- VC ステータス変更 - ステータスを変更する
- 発行権限設定 - メンバーに発行権限を付与する
- メンバー招待 - 組織にメンバーを招待する