DID/VCとは
DID/VCは、デジタル世界における「本人確認」と「証明書」の新しい仕組みです。
従来の紙の証明書や中央管理型のIDと異なり、本人が自分の情報をコントロールでき、発行機関に問い合わせることなく誰でもその真正性を検証できます。卒業証明書、資格証明、本人確認など、信頼性が求められるあらゆる場面で活用されています。
また、DIDは人だけでなくモノやデジタルコンテンツにも付与できるため、インターネット記事の著作権管理や広告の真正性証明、さらにはLLM生成物と人間の著作物を区別するための来歴証明など、デジタル時代ならではの課題解決にも期待されています。
このページでは、DIDとVCそれぞれの基本概念を説明します。
DID(Decentralized Identifier)とは
DID(分散型識別子)は、中央管理者に依存しない新しい形式のデジタルIDです。
従来のIDとの違い
| 項目 | 従来のID | DID |
|---|---|---|
| 管理者 | 中央機関(政府、企業等) | 本人が管理 |
| 依存性 | 発行機関に依存 | 特定機関に依存しない |
| 検証 | 発行機関への問い合わせ | 暗号技術による検証 |
| 可搬性 | サービス間で共有困難 | どこでも利用可能 |
DIDの構造
did:web:example.com:users:alice
│ │ │ │
│ │ │ └── 識別子
│ │ └── ドメイン
│ └── DIDメソッド
└── DIDスキームVC(Verifiable Credential)とは
VC(検証可能な資格情報)は、デジタル証明書の新しい標準規格です。発行者のデジタル署名により、改ざんされていないことを誰でも検証できます。
VCの特徴
- 改ざん防止: デジタル署名により改ざんを検知
- 即時検証: 発行機関に問い合わせ不要で検証可能
- 選択的開示: 必要な情報のみを提示可能
- 国際標準: W3C標準規格に準拠
VCの活用例
| 分野 | 活用例 |
|---|---|
| 教育 | 卒業証明書、資格証明書、修了証 |
| 雇用 | 在職証明書、スキル証明 |
| 医療 | ワクチン接種証明、健康診断結果 |
| 金融 | 本人確認、信用情報 |
| 著作権 | 著作権証明、ライセンス証明 |
VeriCerts Zeroでの活用
VeriCerts Zeroは、DID/VCの発行・管理・検証を簡単に行えるプラットフォームです。
主な機能
- VC発行: 管理画面またはAPIからVCを発行
- DID管理: 組織やエンティティのDIDを管理
- 検証: 発行されたVCの真正性を検証
- API連携: 外部システムとのシームレスな連携
関連リンク
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